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ヤブムグラ(アカネ科)[藪葎] |
ヤエムグラの仲間で、林下のやぶに生えることからこの名がある。環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)。茎は倒れ、花序は著しく細く、花は小さく全く目立たない。貧相なその姿は大方の人の目には入らず、とても絶滅危惧種とは思えないたたずまいである。 関東地方南部の丘陵地の林内にまれに生える多年草で、茎は4稜があり無毛で細く、つる状に倒れて広がり、伸びて長さ40-70cmになる。 葉は4-5個が輪生し、長さ1-1.5cm、幅3-8mmの長楕円形~狭倒卵形。両面とも無毛で縁に僅かに上向きの刺状毛があり、先は短くとがる。 枝先と葉腋から細長い花序を出す。花序に小さな苞が数個あり、緑白色の花を少数つける。小花柄は著しく細長い。花冠は直径1.5mmの杯形で4裂する。雄しべは4個で花冠の基部につく。花柱は短く2裂する。 果実は2分果で無毛。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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