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チャノキ(ツバキ科)[茶の木] |
単にチャともいう。日本にあるのは緑茶用に栽培されるCamellia sinensis。 初め遣隋使、遣唐使が薬用として中国から持ち帰ったと考えられている。建久2年(1191年)に栄西が中国から種を持ち帰ってから、現在のような喫茶に用いられるようになったという。生け垣や庭木としても植栽され、暖地の山中や市街地で野生化している。 中国南西部~東南アジア・インド原産の常緑低木。株立ち状でふつう高さ2mほどになる。樹皮は灰褐色で平滑、若枝には淡褐色で斜上する短毛がある。 葉は互生し、暗緑色、薄い革質で光沢がある。長さ5-9cm、幅2-4cmの長楕円形で表面にしわが目立ち、基部はくさび形で先は僅かにへこむ。縁に波状の細鋸歯がある。初め裏面に伏毛があるが後に無毛となる。葉柄は長さ2-7mm。 枝先の葉腋から、湾曲した長さ1.2-1.4cmの花柄を出し、白色で直径2-3cmの芳香のある花を横向き~下向きにつける。花弁はほぼ円形で5-7個。雄しべは長さ0.8-1.3cmで多数あり、基部で僅かに合着する。雌しべは1個で花柱は3裂する。萼片は5-6個で長さ3-5mm。 果実は直径1.5-2cmのほぼ球形の蒴果で熟すと3裂する。種子は直径1-1.5cmの球形で各室に1-2個入っている。表面は褐色~帯赤褐色で平滑。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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