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オカタイトゴメ(ベンケイソウ科)[丘大唐米] |
海岸に生えるタイトゴメに似ていて内陸にも生えることからこの名がある。 もともとは園芸用に導入されたといわれる原産地不明の常緑の多年草。各地の海岸から市街地の石垣やブロック塀、道端に生えている。茎の下部は地をはい、分枝してマット状に広がり、上部は立ち上がり高さは4-8cmになる。 葉は多肉でらせん状に互生し、下部の葉はまばらに、上部では密生してつく。下部の葉は長さ3-5mm、幅1.5-3mmの長楕円形で鈍頭または円頭。葉の縁に微細な突起があるが、成葉ではあまり目立たない。断面は半円形。 茎頂の集散花序や上部の葉腋に5数性で直径7-8mmの黄色の花をつける。花弁は長さ4mmの広披針形で鋭頭。雄しべの葯は黄色。 周辺につく花では4数性のものも出てくる。 果実は袋果で開出して星形になる。種子は卵形で表面に微細な突起がある。 海岸の岩場や砂地に生える在来のタイトゴメは、全体に少し大きく、葉は長さ3-7mmの円柱形で粒状の突起がない。ヨーロッパタイトゴメは葉は3角状卵形で裏面が赤みを帯びることが多い。ヨコハママンネングサは葉が3輪生し、粒状の突起がある。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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