![]() |
クルマムグラ(アカネ科)[車葎] |
名は、葉が輪生する形を車輪に見立てたもの。ムグラは生い雑草が生い茂った草むらやヤブのこと。以前はオククルマムグラの変種として扱われていたが、現在は独立した別種とされている。 山地の林内に生える多年草で、高さ20-50cmになる。茎の断面が4角形で、稜上や葉の裏面脈上は無毛。 葉は長さ1-3cm、幅0.3-1cmの披針形で先はとがり、6個輪生(本葉2個、托葉4個)する。中ほどから先と基部に向かって次第に狭くなる。葉は標本にしたりして乾かすと黒変する。 茎頂の集散花序に直径2-3mmの白い花を数個~十数個つける。花冠の先は4裂する。雄しべは4個、雌しべは1個あり、柱頭は2裂する。萼には長毛が生える。 果実はかぎ状の長毛が密生した2分果で、熟すと黒くなる。 よく似たオククルマムグラは花では区別がつかないが、茎の稜上や葉の裏面脈上に刺状毛が生える。葉は本種よりずんぐりした印象。先は鈍形で急に刺状にとがる。乾いても黒変しない。クルマバソウは葉が6-10個輪生し、花も直径5-7mmあり大きい。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
オククルマムグラに戻る クルマバソウに戻る |
検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。 |