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ケカモノハシ(イネ科)[毛鴨の嘴] |
カモノハシに似ていて、全体に毛が多いことからこの名がある。カモノハシの名は、2個の総(花穂)をカモの嘴に見立てたもの。 海岸の砂地に群生する多年草で、コウボウムギやオニシバ、ハマヒルガオなどとよく一緒に生えている。茎は太くて硬く、基部は斜上して何本も分枝し、高さ30-70cmになる。茎の節に白色の長毛が密生する。 葉は厚い革質で、長さ15-30cm、幅0.8-1.2cmの広線形、先は急にとがり、ふつう両面に伏毛がある。葉鞘に白毛があり、葉舌は高さ約1mm。 花序は直立して密着する2個の太い総からなるが、接する面が互いに扁平なので、見かけは1個の総に見える。総は長さ6-12cm、幅6-8mm、黄褐色を帯び、やや密に毛がある。小穂は総の各節に2個ずつ対につき、第1小穂は有柄、第2小穂は無柄。小穂は長さ0.8-1cmの広倒卵形で白色長毛が多い。有柄小穂は2個の雄性小花から、無柄小穂は1個の雄性小花と1個の両性小花からなる。第1苞穎の翼は幅広く、第2小花の護穎(第4穎)に長い芒があり、小穂の外に突き出る。 カモノハシは全体に細身で、茎の節、葉鞘、葉身は無毛。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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