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ヒメニラ(ヒガンバナ科)[姫韮] |
ニラと同じネギ属で小さいのでこの名がある。別名ヒメビル、ヒメアマナという。 山野の明るい落葉樹林内に生え、高さ5-12cmになる多年草。僅かにニラ臭がある。雌雄異株であるがほとんどが雌株で、雄株と両性株はまれ。地上部は現れてから3週間ほどで溶けるようになくなり、地下にある直径1cmほどの卵球形の鱗茎だけで過ごす。 花茎の基部に線形の葉を1-2個つける。葉は長さ10-20cm、幅3-8mm、断面は中実な三日月形で7-13脈がある。 無毛で細い花茎の先に1個、まれに2-3個の花が上向きに咲く。苞は長さ6-7mmの卵形、白膜質で裂けない。花柄は長さ2-3mmで上部が少し太い。花被片は6個、白色~微紅色、長さ4-5mmの長楕円形で平開せず全体に鐘形状になる。子房は上位、花柱は短く、先は3裂し裂片は披針形。雌花は花被片はやや鋭頭、雄しべがなく、大きな雌しべがあって結実する。雄株はまれで、雄花の花被片は鈍頭~やや凹頭、6個の雄しべと小さな雌しべがあり、結実しない。 果実は球形の蒴果で種子は黒色で扁平。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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