ハマオトコヨモギ

ハマオトコヨモギ(キク科)[浜男蓬]

海岸に生える多年草で茎は叢生し地に倒伏する。オトコヨモギの亜種。
花をつけない枝の先は、ロゼット状に葉を叢生してよく目立つ。ロゼットの葉は葉柄とともに長さ5-10cm、幅3-5cmの倒卵状くさび形で掌状、羽状中裂または浅裂する。または2回羽状浅裂し、やや厚く光沢があり、両面に灰白色の綿毛を密につける。
花茎は0.3-1mになり、初め灰白色の綿毛があるが、のちに落ちる。花茎につく葉はくさび状長楕円形~楕円形で、掌状、羽状浅~中裂、または2回羽状全裂し、裂片は線形で幅1.5-4mm、初め密に灰白色の綿毛があるがのちに薄くなる。
頭花は幅2mmの卵球形で円錐花序に多数つく。頭花は全て黄緑色の筒状花からなる風媒花。縁に雌花があり中心に両性花がある。総苞は長さ2.5-3mmで無毛、総苞外片は短い。花柄は1.5-2mm。
痩果は長さ0.8-1mmの長楕円形。
花期:8-10月
分布:北・本(北部)
撮影:2002.9.2 青森県小泊村
ハマオトコヨモギ-2
2003.9.27 青森県八戸市

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