エゾツリバナ

エゾツリバナ(ニシキギ科)[蝦夷吊花]

ツリバナに似ていて北の地に生えるのでこの名がある。

山地の林内または林縁に生える落葉低木で、高さ1-4mになる。樹皮は灰色で平滑、本年枝は緑色。
葉は対生し、質は薄く長さ6-13cm、幅3-7cmの卵形~倒卵形。先はとがり基部は広いくさび形で縁に細かい鋸歯がある。葉柄は長さ0.3-1cm。秋には紅葉するが、くすんだ赤であまりきれいとはいえない。
葉腋から集散花序を下垂して出し、直径8mmほどの白緑色、ときにやや淡紫色を帯びた花をまばらにつける。花は5数性で、花弁、萼片、雄しべは5個、雌しべは1個ある。
果実は直径1cmの球形の蒴果で、秋に紅色に熟す。果実には稜や翼はない。完熟すると5つに裂開し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出す。種子は長さ5-6mmの卵形。

よく似たツリバナは、葉が小さく幅が狭いが、中間的なものもある。オオツリバナは、果実に鋭い稜があることで区別するが、果期以外では区別は難しい。
花期:5-6月
分布:北・本(日本海側)
撮影:2008.5.18 青森県深浦町

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